壁を使わないデザフェスブースの作り方2

2023年9月6日 at 5:45 PM

以前、壁を使わないデザフェスブースの作り方という記事を書いたのですが、さらに新しいアイディアを試しましたので記録しておきます!

前回の記事では有効ボードを配置するなど机上に小さい壁を作るようなアイディアが多かったのですが、今回はもう少し壁っぽいものが欲しい方へ。

cona 過去のブースレイアウトの記事はこちらから!

壁を使わないデザフェスブースの作り方

目立って見やすいデザフェスブースの作り方(壁あり編)

その他イベント出展時の持ち物に関しての記事はこちら

イベント出展の際に役立つTips(事前準備編)

イベント出展の際に役立つTips(持ち物編)

しぃるアイコン2  背景スタンドを活用する

撮影用の背景スタンドと布を使用し、壁の代わりにします。
使用した様子がこちら。今までの代替案で一番壁らしいのではないでしょうか。

買ったのはHemmotopの背景スタンドです。4000円くらいでした。
サイズは幅150cmx縦200cmと高さと大きさがそこそこあるので、1つあればSブース一つ分の横幅は大体カバーしてくれます。(いくつかサイズ違いがあるので注意してください。Sブースの横幅は180cmなので、それより小さいものを選びます。)

また、コンパクトに収納できるので、持ち運びにも便利ですし、組み立ても簡単です。

ここで注意点がいくつかあります。

  1. 付属の布は防炎ではないので、別途防炎布を用意する
  2. 足が三脚になっているので配置の仕方や蹴飛ばさないように気をつける
  3. T字で支えているので重いものは掲示できない

下記で詳しく解説します。

1. 防炎布を別途用意する

付属する撮影用のクロマキー布は防炎布ではないので、イベントで使用する場合は別途防炎布を購入しましょう。Tetra Styleではいつも黒い布を使っているので、イメージを変えてブルーの防炎布を買ってみました!手前にテーブルがあって足元までは必要ないと思ったので、155cm巾で150cmの長さです。

最近では防炎布にオリジナルプリントできる業者もあるので、そういうのを活用してもいいですね!

後に書きますが、今回の簡易壁では重いものを掲示するのは困難なので、背景布にイラストや屋号を入れて看板の代わりにするというのはありだと思います。

2. スタンドが三脚であることに注意!

デザフェスはSブースだと奥行きが浅いので、配置の仕方には注意してください。

スタンドの足が三脚になっているので、頂点になる足を自分のブースに向けるように配置します。後ろのブースにはみ出さないよう注意してください。

ブースから移動する際も足を引っ掛けないように注意です。

また、屋内ではそこまで心配はなかったのですが、屋外イベントで使用する場合はより注意が必要です。布が風の煽りを受けてスタンドごと傾倒する可能性が高いです。その場合は三脚に重しを括り付けるなどして倒れないように工夫してください。

スタンドがT字なので、布は上部でしか固定できない点にも注意が必要です。(風が吹くと布ごとバサバサしてしまう)

3. 重いものは掲示できない

T字のパイプと布を固定しているクリップはそこまで強固ではありません。重いものを掲示すると倒れたりパイプが曲がったりするリスクがあるので控えましょう。

写真で飾っているイラストは、いつもお世話になっているプリオさんで印刷したA0の変形発泡パネルです。この程度がギリギリかなと思います。

あくまで簡易壁なので、イラストをたくさん飾りたいというのには向きませんが、屋号の看板を付ける程度なら可能です。

その他の装飾には風船とガーランドと軽いものばかりです。
が、こちらの風船は布と養生テープの相性が悪くて度々外れかかってしまいました。装飾する場合は事前に設置の仕方をシミュレーションしておくと良さそうです。

てとらアイコン2 素敵なイベントライフを!

コロナが5類になり、イベントにも活気が戻ってきました。

またイベントに出展してみようという作家さんも多いと思うので、これらのブース作りの記事が少しでもお役に立てれば幸いです!

それでは!

壁を使わないデザフェスブースの作り方

2021年11月30日 at 1:48 PM

デザフェスvol.54に出展した際、ブース作りについてご質問を頂きましたので、せっかくなので記事にしようと思います。

以前もデザフェスブースの作り方について色々書いたのですが、その記事を書いたのは4年も前…。

その間もTetra Styleはデザフェスに出続けていたわけですが、やはり「壁、(金額的に)高くない…!?」となり、壁を付けずの出展も何度か行い、ブース作りも試行錯誤しました。

google検索の予測変換でも「デザフェス」って入れると続けて「壁なし」って出てきたりするので、できるなら壁なしでどうにかしたいですよね。

以前の記事では「お金あるなら壁つけよう!」みたいなことを書いたのですが、今までの反省も踏まえ今回は壁を使わずに良い感じのブースを作る方法をまとめました。良ければ参考にしてみてください。

cona 過去のブースレイアウトの記事はこちらから!

目立って見やすいデザフェスブースの作り方(壁あり編)

その他イベント出展時の持ち物に関しての記事はこちら

イベント出展の際に役立つTips(事前準備編)

イベント出展の際に役立つTips(持ち物編)

2023年9月追記:目立って見やすいデザフェスブースの作り方2

てとらアイコン2 壁を付けるメリットはなにか?

前回書いた記事の壁を付けるメリットは大体こんな感じです。

  • 仕切りがあるので自分のブースの世界観を守れる
  • 背景があるので商品がごちゃつかない
  • 壁面にも作品や商品が飾れる
  • 看板が付けられる
  • POPや落書きなどでアレンジできる
  • ライトが付けられる

はい、壁を借りずにできるだけなんとかしてみましょう。

※「ライトが付けられる」に関しては、暗いエリア出展でなければ正直必須ではないかな?と思います。その代わりに目立つ看板を作りましょう!

ついでに毎度恒例、初期の頃のブースの様子も出しておきます。壁なし机なし看板なしで組んでいました。

(厳密に言うと真ん中らへんにフォトフレームに入った屋号はありますが…。)

ちなみに高さを出すためにも設営的にも机は借りた方が圧倒的に楽です…。

ブースの様子

しぃるアイコン2  簡易壁を立てて背景&商品を飾れるスペースを確保

それでは、壁を使わずにできるだけブースレイアウトを改善していきましょう。

壁のメリットの一つは背景です。商品の後ろが抜けるとごちゃついて見えてしまい、商品が見づらくなってしまうのです。机に乗る程度で良いので簡易の壁を作りましょう。

簡易壁の例の一つとしては、有孔ボードです。ホームセンターで購入し、2つ並べて立てました。

Tetra Styleのブース

有孔ボードは専用のフックや、フック付きの棚があると商品が飾れます。これらもホームセンターに売っています。

好きな箇所に棚やフックを取り付けられるので、飾る商品が変わってもレイアウトに融通がききますし、付け替えも力がいらず簡単です。取り外せてコンパクトにまとめられ、軽いので搬入出も楽に行えます。

アクセサリーなどの小物をたくさん並べたい時にも向いてそうですね。

有孔ボードは100円均一のお皿立てを複数個使い、斜めに立てています。商品の重さなどで倒れないように注意しましょう。やや上向きになっているので平たいモノ(本やポストカードなど)も目線にも入りやすいです。POPも色々付けられますね。

有孔ボードそのままの色合いだとクラフト系や自然系な雰囲気に合いますし、好きな色を塗ってカスタムしてもいいと思います。

赤レンガ出展
別イベント出展の様子。フックや棚を組み替えています。

 簡易壁に看板を付ける

先程の有孔ボードでブースを作った時は看板をあまり重視していなかったので、簡単にプリントした紙をぺろっと貼るだけになっていたのですが、事前に出展者紹介でブースをチェックしてくれている人に見つけてもらうためや、今後ファンになってくれる人に対してもやはり目立つ屋号の看板はあった方が良いと思いました。

という訳で、看板はマストです。

壁を付ける最大のメリットは「絵や商品を飾れること」と「看板が付けやすいこと」だと思います。

簡易壁があることにより、商品も看板も目線の位置に設置することができます。

こちらが簡易壁に看板を付けたブースです。

この時の簡易壁は東京チャネルデザインさんのひな壇45cmを2つ並べて作っています。

プラダンを組み立てて簡単に作れます。こちらも軽くてコンパクトになるので搬入出◎!

段の手前には透明のこぼれ止めパーツ(別売)もつけているので、商品が手前に落ちてくる心配もありません。ここにPOPを付けたりもしました。

(東京チャネルデザインさんでは以前マグカップ用の専用什器も作っていただきました。毎度お世話になっております!)

東京チャネルデザインさんでは他にも30cm幅のものやカウンターディスプレイも様々取り扱っておられますので、チェックしてみるとぴったりのものが見つかるかもしれません。

こちらのひな壇は最上部の段にも背面がある有り難い仕様なのでそのまま看板を立てかけることができました。

看板はひな壇2個繋げた幅に合わせて横90cmのものを作りました。スチレンボードに印刷してカットしています。

看板は大判印刷のプリオさんに発注しました。

プリオさんは

  • RGB印刷OK
  • 1枚からOK
  • 即納品
  • オリジナルカットOK
  • 梱包が本当に丁寧
  • 大きい看板は折りたたみ仕様にしてくれる
  • 安い(次回使えるポイントをたくさんくれる)

と、いいこと尽くしなのでこちらもよく利用させて頂いています。

こちらの看板、写真では全くわかりませんが、真ん中に折り目がついているのでパクっと半分に畳めるんですよ。持ち運びが楽になります!

さらに、今回はブースを目立たせるもうひとつの工夫として、テーブルの上に蛍光ピンクのカッティングシートを敷いてみました。これはブーステーマによって使える人と使えない人がいるとは思いますが、一つのアイディアとして。笑

発色がとても良いので下に敷いている黒い防炎布とも相まってとても目立ちました!

※ちなみに左側の背景の黒い布部分は後ろのブースの方のものです。

カイアイコン 簡易壁の選択肢としてハンガーラックのレンタルもあり

ブースの様子

さて、簡易壁のさらに別バージョンとしてハンガーラック(ポール)をレンタルするというのもありです。

デザフェスのレンタル備品の中に「シングルハンガー」というのがあるのですが、これが思ったより背丈が高くてよかったです。(画像右半分のTシャツなどがかかっているポールです。ハンガーは持参です。)

レンタル費用も2,700円とレンタル品の中ではお手頃価格。

この時の出展は元々手搬入のみの回だったので、壁を付けるほどでもないなと思った&服系の商品が多かったのでシングルハンガーをレンタルしてTシャツやトートバッグを飾ってみました。

商品でなくても大きめの布をかけて背景にしたり、上部に看板をつけるなどして活用もできそうなので、ブースの雰囲気に合いそうでしたらチェックしてみてくださいね!

 原画やイラストを飾りたいならやっぱり壁は欲しい

雑貨や小物類の販売をメインにする場合は壁がなくてもそれなりに展開できました。しかし、原画や写真を飾って見て欲しい、イラスト作品自体を売りたいなどと言った場合にはやはり壁が最適解かなと思います。

この時(画像上)はTetra Styleのイラストと物語をお客さんに見せたかったので、壁に看板を付け、イラストと物語をパネル展示し、ライトアップもしました。ちょっとした個展のようで、これはこれでとても楽しかったです。

こちらはA0サイズのポスターをででーん!と貼って、イラストに合わせてストリート感を出した時のブース。これもとても楽しかったですし、インパクトがあり、たくさんの人にイラストを見てもらえました。

自分がなにを見せたいのかを考えて、最適な展示方法を見つけられるといいですね。

ブースレイアウトなどでなにかご質問などありましたらお気軽にTwitterなどからお声がけください!

Tetra Style Twitter

それではまた!!

2023年9月追記:目立って見やすいデザフェスブースの作り方2 の記事も公開しました!

こちらは机上の壁ではなく、もう少し壁らしい壁作りにチャレンジした記事です。
合わせてご覧ください♪