目立って見やすいデザフェスブースの作り方!
デザフェスで目立つブースを作りたい!
デザフェスほどの出展者数がいると、自分のブースを目的に来てくれる常連さんに見つけてもらうのも、通りかかった人に気に留めてもらうのも一苦労…!
私達も毎度悩むブース作りですが、デザフェスに出展する方は同じく見やすく注目されるブース作りに苦労している方も多いのではないでしょうか。
今までTetra Styleは、Sサイズを1ブース、壁なしで出展していました。どんな風だったかというと、こんな感じ。
壁がないのでブース名を書いた大きな看板が設置できず、どこまでがTetra Styleのスペースなのかもよくわかりません。
※この時はお隣の方に許可を貰って左側の壁ウラを使用させて頂いておりますが、お隣の方に壁があるかどうかは偶然ですし、最近ではトラブルの元になるため壁ウラを使用しないでくださいとのアナウンスを聞きました。
また、1ブースだけだと商品を並べるのでいっぱいいっぱいになってしまい、スタッフが出入りするのもスレスレ。お客さんが見ているのを邪魔してしまったり、商品を落とさないようにかなり気を配って移動したりしていました。
デザフェスは、複数ブースはもちろん壁もレンタルすると高いので今まで我慢していたのですが…今回初挑戦してみました。
そして出来上がった今回のブースはこんな感じ!(商品を中心にした出展レポートはこちらの記事から。)
商品がすっきり並んでいてかなり見やすくなりました!同じ商品種類と個数ではないですが、比較すると全然違いますよね。
お客さんの反応を見ても今までより目にとめて貰うことが劇的に増えました!これは出展していてかなり楽しい♪
そんな訳で、ブースレイアウトに悩んでいる方のために今回のブース作りをどのように行ったのか、一つずつご紹介したいと思います。宜しければ参考にしてくださいね。
ブースを拡大 & 壁を付けた!
今回は奮発してブースの広さは2倍(Sブース×2)、そして全面に黒い壁を設置することにしました。
壁は表面に黒い紙が貼ってあり、養生テープ程度の粘着力のものを貼って剥がそうとすると一緒に黒い紙も剥がれてしまうので注意です。仮止めなどをするにはマスキングテープがおすすめ。また、仮に紙が剥がれてしまっても少しだけであれば黒いマジックで塗れば目立ちませんよ。
広さが2倍と言ってもSブースが横並びに2つ分なので浅い奥行きは変わらないのですが、ブースから出るのに苦労したり、お客さんが商品を見るのを邪魔したりせずにすみました。
視界を塞ぐ棚も殆ど置かなかったので全体が広く見通せます。その為、今までは「お客さんに足を止めてもらうこと」ばかりに必死になっていましたが、今回は自然と覗いてくれるお客さんが多かったので、キャラクターや商品の説明など楽しく会話する時間が増えました!
ちなみに「そんなにお金ないよ!せめてどちらか!」という方(分かります。ブース代も壁代も高いですよね…!)は、主観で申しますと広さより壁をオススメします。
扱っている商品や手持ちの什器もあるので一概には言えませんが、やはり壁があると自分のブースの世界観を他に影響されずに表現できると思うからです。壁があるだけで目立ちますしね。
かっこよくて目立つ看板を作りたい!
黒い壁をレンタルしたので、ブース名の看板は目立つようにレーザーカッターで薄い色の木材(ヒノキベニヤ)を切り出したものを直接貼ることにしました。さぼってんの目やフキダシの「Tシャツ ¥1,000」の文字は黒く焦がした木材を切り出して重ねて貼ってあります。
ブースナンバーがあると、うちのサイトを目的としている方、また後で戻って来ようと思った方に見つけて貰いやすくなる気がしたので右上に貼りました。
今回私達は木材を切り出すレーザーカッターでの作業は特別に株式会社建築模型ねっと様にお願いして作って頂きましたが、レーザー加工機がある施設で機材をお借りして自分で作ることもできます。
文字間を崩さない看板の貼り方
1.レーザーカッターで切り出した文字と同時に、外側の部分も一緒にとっておきます。
2.文字の裏には接着剤を付けるであろう部分に養生テープを貼っておきます。(下の画像だと黒いテープの部分ですね。)
こうすることで、イベント終了時壁から剥がした時に養生テープを剥がせば文字を傷付けず再利用することができますよ。剥がす時は金属ヘラがあると便利です。
3.外側を壁にマスキングテープで仮止めします。外側は四角いので壁のヘリなどに沿って合わせると真っ直ぐ貼れます。
4.文字裏の養生テープ部分に接着剤を点々と少量付けます。スーパーXという接着剤を使用しましたが、剥がれることなくしっかりくっつきました。(スーパーXを塗ったあとは少し空気に触れさせておくと接着力が増します。)両面テープの場合はスポンジがついてる強力両面テープがおすすめです。薄く軽い木材を使用しているので、べったり付けなくても大丈夫です。
5.外側のくり抜かれた穴に沿って文字をはめていきます。
6.文字が壁にくっついたら外側の仮止めを外して完成です。
これにより、常連さんはブースを見つけてもらいやすく、初見の方にも目立つブースになりました。
電源を使わない照明の作り方
そして看板を照らすライト。これをつけようと思ったのはこちらのブログを参考にしたからです。
ブログにはこう書いてあります。
ライト必須
まわりとの差別化にはあったほうがいいです。
事前に申し込みましょう。
じっさいにお客さんとして会場をまわると感じますが、ライトの有無が印象をもんのすごく左右します。
電源代とクリップライトの購入で1万以上しますが、効果的につかえばそれ以上のリターンとしてかえってきますよ。
実は私達が作った照明は、スマホホルダーアームと電池型のLEDのマルチライトを組み合わせたものなんです。
マルチライトのスタンド部分を外し、黒いビニールテープで巻いてすべり止めをつけているものを、スマホホルダーアームで掴んでいる状態です。
クリップライトにしなかった理由は2つあります。
- 壁が厚いので(約4cm)クリップに挟まりきらない可能性がある
- 電源をレンタルしなかったので、電池式でなければならない
1つのライトにつき単4電池を3つ使いますが、1日の終わりには光量が大分減ってしまいます。
電池は100均で多めに用意しておいて、1日終わったら全部変えた方がいいでしょう。
ポスターフレームを斜めに設置
今回はTシャツをメインに売り出したかったので、Tシャツ一覧の大きめメニュー看板を壁より高めの位置に設置しました。
額を少し前のめりにすることで迫力が出ます。
少し力が必要ですが壁には画鋲を刺すこともできますので、画鋲を使って支えを作っていきます。
- 設置したいポスターの下のラインに画鋲を2箇所刺します。ここに額が乗ります。
- ポスター額の上部に紐を取り付けます。
- 壁の上部にフックを付け、このフックにポスターの紐を引っ掛けます。
- 額が少し前のめりになるよう、紐の長さを調節して完成。(短いと垂直に、長いと前のめりになります。)
ウォールバーはセリアでお安くGET!
セリア(100円均一)で売られているウォールバーが使えるんです!
様々なタイプがあり、かわいいうさぎのぬいぐるみやポストカードなど軽い商品を壁にディスプレイするのに活用しました。
設置は商品の安全を考えて画鋲ではなく木ネジを使用。こちらも女性ではちょっと力がいるかもですが、ドライバーでぐりぐり刺していきます。長さが有りすぎると反対側にネジの先端が飛び出してしまうので注意!
飛び出してしまった場合には後ろ側のブースに報告をし、ガムテープを被せるなどして安全になるよう対処しましょう。
壁の厚みや釘打ちについてはこちらのブログを参考にさせて頂きました。
ディスプレイの什器は折りたたみ式で搬入出らくらく♪
その他、Tシャツディスプレイに使った棚や小物を置いていたテーブルは市販の折りたたみ式のモノを選ぶことによって、搬入出の際に嵩張らずにすみました。設置も簡単で便利ですよ。今回使ったものを参考までに紹介します。
- Tシャツを置いていた4段の棚 簡単に折りたためるラック
- 小物テーブル サイドテーブル 折りたたみ ミニテーブル ハイタイプ
- 中に収納できる椅子 折りたたみ収納スツール Mサイズ SST-38
- 壁に貼り付ける鏡 貼るミラー
その他
キャラクター一覧 & POP
キャラクター紹介を壁に貼っておくことで、世界観を理解してもらいやすくなります。
POPはプリントした紙の後ろにスチレンボードを貼り付けると立体になって目立ちます♪
「Tシャツ ¥1,000」と言っているてとらも後ろにスチレンボードを貼っています。
黒い壁なので、白いポスカで直接文字やイラストを書き込んでも可愛いですね。
電源について
なくてもなんとかなりますが、余裕があれば電源をレンタルすると設営にも使えて便利です。上記で記した照明が電池式じゃなくても良いですし、看板を貼り付けるのにホットボンドも使用できます。タブレットで動画を流したりする場合の充電も容易ですね。
まとめ
- お金があるならブースを広くしたり壁をつけよう
- レーザーカッターで目立つ看板を作ろう
- 電源を借りなくてもライトは付けられる
- 大きい商品一覧で見やすく&分かりやすく!
- 壁につける小さい棚は安くGETできる
- 折りたたみ式の什器を選ぼう
如何だったでしょうか?
デザフェスでブースを作る際に参考にして頂ければ幸いです♪